平成14年。
 建長5年(1253)4月28日、日蓮大聖人が法華経を世の人々に弘めていこう、と決意を表明されてから750年を数えました。この記念すべき年を契機に、私たちは新しい活動を始めました。
「もの、みな、すべてイキイキさせよう」を合言葉とするイキイキ推進委員会です。
思い起こせばお寺は古くから地域のシンボルであり、コミュニケーションの場として重要な役割を担ってきました。今、人の心は乾き、対人関係は極めて希薄であったり緊張感の強いものであったりということが多く、結果として様々な社会不信の現象を生み出しています。その解決が容易であるとは思いませんが、だからといって傍観していてよいとは思えません。
「この世に生まれてきたからには、自分のできる限りの力をつくして周りの人の力になり、周りの人を潤す一滴の水でありたい」
そんな思いを共有する方々に池上本門寺に集まっていただき、いろいろな催し、芸術表現を通じて世の中の人たちをイキイキさせていく。
それが昨年は「満月の十三祭り」という形になりました。月を身近に感じることによって「自然のリズム」に思いを馳せてもらおうという「満月の十三祭り」の趣旨には各界から多くの賛同をいただき、満月ごとのイベントは内外の注目を集めました。

 しかし私たちイキイキ推進委員会の活動はまだ始まったばかりです。
このような活動は、文字通りイキイキと息長く継続することこそが最も重要なことだと私たちは考えます。
活動3年目を迎える平成16年、今年も世相は明るさには程遠く、世界は力の衝突への恐れに慄いています。そうした中で私たちができることは何か。私たちだけでなく、すべての人たちの思いや行動が、周りの人たちや延いては世界中の人々に対して、まさに一滴の水になることを思いながら、新たなメッセージの発信を企画して行きたいと思います。


イキイキ推進委員会 委員長 早水日秀

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